導入事例
InfortrendはTunghai大学のストレージとバックアップソリューションをクラス最高に引き上げ
顧客
Tunghai大学のコンピュータセンター
課題
構内ネットワークの拡大に対して、コスト効率よくストレージの容量を拡大し、データバックアップの効率を向上する
解決策
EonStor® RAID 装置は次の問題を解決します
- 大容量
- 高実用性
- コストパフォーマンス
InfortrendはTunghai大学のストレージとバックアップソリューションをクラス最高に引き上げ
時代遅れのストレージはテストに合格できない
2006年から、Tunghai大学の全ての職員と学生はemailアカウント、200MBのWebページ用容量、および1GBの共有ネットワークバックアップスペースが与えられています。約20,000人のユーザーがいるため、コンピュータセンターは、ストレージ容量に対する要求という課題に直面しました。最初に採用したSun Fire T3 RAIDストレージは、十分なストレージ容量を提供できず、取り扱うデータ量の増加によって、既存のテープバックアップに多大な負荷がかかりました。その結果、コンピュータセンターは、定期バックアップの時間を削減するため、HDDベースのソリューションを導入することを決意しました。
コンピュータセンターは、「Tunghai ecampus」を作成するため大規模UNIXサーバーとギガビットネットワークに数百万ドルを投資していました。このため、ストレージにかけられる予算は、それほどありませんでした。「InfortrendのRAIDサブシステムは、保守がしやすくコスト効率が高いことが分かりました。Infortrendのサブシステムを使い始めると、高品質の企業向けストレージ装置が手頃な値段で使えることに気がつきました。」とTunghai大学コンピュータセンターのネットワークエンジニアKun Liang Chen氏は述べています。価格性能比とシステムインテグレータの推奨を考慮した後、コンピュータセンターはオンラインバックアップとドライブバックアップ用にInfortrendのEonStor RAIDサブシステムを採用することに決めました。2台の高密度16-bayのRAIDサブシステムを購入しました。ファイバーチャネル to ファイバーチャネル(FC to FC)EonStor F16F-SとSCSI to SATA EonStor A16U-Gです。
EonStor F16F-Sは、16台の73GB FCディスクドライブを搭載し、合計で1TBの容量となります。2Gbのファイバーチャネルスイッチを介してアプリケーションサーバーに接続しています。FalconStor社のIPStorソフトウェアが、ストレージネットワークを管理し、Sunのサーバーと管理システムのOracleデータベースへのアクセスを提供します。
EonStor A16U-Gは、16台の400GB SATAディスクドライブを搭載し、合計で6TBの容量になります。FalconStor社のVTL仮想テープバックアップにSCSIホストリンクを介して接続しています。EonStor A16U-Gは、バックアップデータの保存場所として機能します。
EonStor RAIDは、信頼性と性能に「A」評価を獲得
TunghaiコンピュータセンターのネットワークエンジニアであるKun Liang Chen氏は、Infortrendストレージの操作インターフェース、信頼性、性能がストレージ業界のトップであるSunやEMCと同等であることに感銘を受けました。「RAIDの構成やRAIDパーティションの作成、キャッシング方針、状況監視、管理が簡単にできるので、RAIDを触った経験が少なかったり、無かったりしてもEonStorシステムを操作することは簡単にできます。さらに、このシステムは非常に安定しています。InfortrendのDrvSmart技術によって潜在的なバッドブロックはスキャンされ、障害による不整合が生じる前に修復されます。システムの自動シャットダウンと自動キャッシュフラッシュは、更なるダメージを防ぎます。これらの完全で予防的な自己監視機能があることで、重要なデータをEonStorサブシステムに保存することに安心を覚えます。」

Infortrendのストレージをつかうことで、Tunghai大学は十分なストレージスペースと信頼できるバックアップソリューションを持つことができました。LTOテープライブラリでは、3TB以上あるデータベースの完全なバックアップを取るのに、3日間かかっていました。大学のWebサイトがかつてハックされた時、完全なバックアップがなかったため、即時の回復を行えませんでした。高い性能と仮想テープバックアップへの高速I/O転送を備えたEonStorサブシステムを導入してからは、半日で完全なバックアップが完了します。全てのバックアップは時間通りに終了し、データ損失が発生した場合には、データの検索と回復が驚くべき速度で行われます。
InfortrendのRAIDサブシステムが使われるようになってから、数台のドライブに障害が発生しました。しかし、完璧なフェールオーバー保護により、ディスクのリビルドは素早く終了し、データ損失は発生しませんでした。Chen氏によれば、「InfortrendのRAIDサブシステムは、保守がしやすくコスト効率が高いことが分かりました。Infortrendのサブシステムを使い始めると、高品質の企業向けストレージ装置が手頃な値段で使えることに気がつきました。」
Tunghai大学について
1955年に遡るTunghai大学の創立の時から、「パイオニア精神」が同校を特徴づけるものとして採用されました。多くの台湾の大学が専門性だけに重点を置いていた時、同校は、バランスのとれた一般教育を奨励した最初の大学でした。標準的な習慣として学校と一般生活が分離されていたとき、同校は、全人的な教育を推進するために、学生労働プログラムを導入しました。47年を経た今でも、このプログラムは、Tunghai大学のカリキュラムの不可欠の要素となっています。それはあらゆる階層の人々によって肯定され、他の大学によって模倣されてきました。ここに見える開拓者精神の表れが、Tunghai大学を独特の目標と理想を持った大学にしています。