ALOG TechnologyはInfortrendのストレージを採用し、中国最大のセールスイベントへの対応に成功

ALOG TechnologyはInfortrendのストレージを採用し、中国最大のセールスイベントへの対応に成功

課題

毎年「618（6月18日）」、「ダブル11（11月11日）」と「ダブル12（12月12日）」には、中国の主要な通販会社は1日で数十億の売り上げを達成できるよう大々的な宣伝活動を行う。これらの大量の情報処理は、多くの銀行における支払いシステムの課題となるだけでなく、物流倉庫システムの限界を測る過酷なテストでもある。中国のAlibabaグレープ傘下のTmall Supermarket向け倉庫管理サービスの中核的提供者として、ALOG Technologyは、業務規模と倉庫管理システムの効率を向上させる必要があった。

数回のベンダーの絞り込みの後、ALOG TechnologyはInfortrendを選択し、全地域をカバーするデータセンターと天津、上海、広州、山東の各地を含む10箇所の地域倉庫の最重要のデータベース用に複数のEonStor DS 3016Rサブシステムを採用しました。そして、中国での大規模な販売イベントについて、2015年からの3年間、成功裏に対応できました。

ソリューション: EonStor DS 3016R

ALOGは、最終的にEonStor DS 3016Rを倉庫向けの中核的なストレージプラットフォームとして採用することを決断しました。フロントエンドには複数のサーバーを採用し、オープンInfrastructure as a service（Iaas）用のプライベートクラウドを構築しました。その上でデータベースサービスを運用すると共に、倉庫管理システム（WMS）、受注管理システム（OMS）、輸送管理システム（TMS）、倉庫制御システム（WCS）などのサプライチェーンシステムの自作をサポートしたり、将来の業務サブシステムを柔軟にサポートすることができます。8GbのFCとスイッチにより、データはDS 3016Rに保存されます。SSDドライブとHDDドライブのハイブリッドにより、データの一元管理を実現するための十分なパフォーマンスと容量を確保し、非常に困難なGlobal Shopping Festivalを3年連続で成功裏に処理できるようにALOGを支援しました。ストレージネットワークの詳細な構成は、下図の通りです。

EonStor DS 3016Rを選択する理由

1. 優れた価格性能比

予算が切迫する中、DS 3000シリーズはオールキャッシュヒットで1Mを超えるIOPSとテスト環境で450KのIOPS、6,500 MB/sのスループットを提供しました。データベースアプリケーションのテストで見せた優れた性能で、DS 3000シリーズは、アクセスがピークに達する時でも高性能と低レイテンシを保つことができます。その比類の無い性能は、ALOGの構築したプライベートクラウドプラットフォーム上で提供されるデータベースサービスの要件を易々と満足することができます。

2. 単一障害点の無い設計による高可用性

システムにおいて、全ての重要な部品（コントローラ、電源、ファン）は、冗長設計になっています。デュアルコントローラと自動フェールオーバー/自動回復によって、無停止のフロントエンドサービスが実施でき、無停止でファームウェアのアップグレードができることにより、24時間365日のデータベース操作が可能になります。

3. 全面的なデータ保護

ハードウェア設計によってEonStor DSはコントローラ間でキャッシュデータを互いにコピーします。それによって、停電が起こった場合でもデータの安全性が保たれます。ソフトウェア設計により高度なリモートリプリケーション機能がサポートされます。EonStor DSシステム間でデータのバックアップができるため、コスト効率よく遠隔災害復旧態勢を構築できます。さらに、知的なドライブ回復（IDR）機能により、バッドセクターの自動的な回復を行い、ディスクの寿命を延ばします。そのため、ディスク障害発生時のRAIDによるリビルドが回避できますので、データベースのアクセス遅延が起こることはありません。

4. 大規模なストレージ拡張性

この製品は、将来のデータ量の増加に対して十分な拡張性を備えています。DS 3016は、436台のディスク（約4PBのストレージ容量）までの高度な拡張性を持っています。